毎度なこと

日常の発見、愚痴、文句

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吹き溜まる場所

先客が口を開いた。
その拍子に顔にまとっていた布が意図的に剥がれ落ちる。
先客は女だったらしい。
それもそうとうの美女のようだ。
赤い肌に漆黒の髪、左右非対称の瞳、神秘的とはこの美しさのことをいうのだろう。
「伝説ですか?」
話し掛けた助手が興味津々に目を輝かせる。
そういえば彼は民話や伝承のたぐいの話が好きだったな。
「人を食らう暴風の伝説です。」
「人をさらうではなく、食らうですか、面白いですね。そういえば聞いたことがありますよ、確かこの辺りの伝承の一つですよね。ウィンディコっ呼ばれている魔物でしたっけ。」
「その名は禁忌、彼はその名を好みません。」
小屋の温度が少し下がったような気がした。
外の風の音に管楽器の音が交じる、そして人の足音がする。
気のせいだろうか。
「馬鹿らしい、自然現象に生物の姿を重ねるのはよくあることだ。この地域は特に風が強いというだけだ。」
もう一人の助手が口を開く。
そういえば彼は民話や伝承のたぐいの話を頭から馬鹿にしているふしがあった。
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  1. 2008/06/07(土) 13:53:12|
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