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禁忌をもてあそびしっかり歩め蛇行した道

今回の映画は「愛しのローズマリー」です。
個人的にはファレリー兄弟最高傑作。
基本のストーリーは外見でしか女性を判断しない男がふとしたきっかけで知り合ったセラピストに心の美しさで女性を判断するようなセラピーを受けある女性に恋をする、その女性は男にとっては美女だがその本当の姿は・・・というもの。
しっかりラブストーリーして心温まるハートフルコメディーなのだがどこか危うい。
火傷の少女や底抜けに明るく女好きな身体障害者のエピソードなどスレスレのような気がしないでもない。
ファレリー兄弟が監督として卓越しているのはその危ういバランス感覚なのだと思う。
彼らの映画は例えば近親相姦、例えば多重人格、例えば動物虐待、今回でいうなら肥満、体型コンプレックスなど暗く、陰鬱になりがちな題材だ。
並みの監督であるなら退屈で偏見に満ちた、もしくは狙いすぎた哲学にまたはお涙頂戴的な安易なドラマになりがちな題材を彼らはさわやかに笑い飛ばす。
ファレリー兄弟にはそんな障害やコンプレックスを持った人達に対する同情ではない尊敬と愛がある。
自らもまたコンプレックスの塊であり、その強烈な仲間意識が映画の骨格を形成し、出演者達がその思いに応た悪乗りが物語りに血肉を、そして温かみを加えている。
過去の出演者達の中でジャック・ブラックはピカイチ(ただしリン・シェイは除く)DVDの特権インタビューは必見。
                  評価星3・5(4点満点)
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  1. 2006/11/29(水) 03:01:00|
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