毎度なこと

日常の発見、愚痴、文句

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禁忌をもてあそびしっかり歩め蛇行した道

今回の映画は「愛しのローズマリー」です。
個人的にはファレリー兄弟最高傑作。
基本のストーリーは外見でしか女性を判断しない男がふとしたきっかけで知り合ったセラピストに心の美しさで女性を判断するようなセラピーを受けある女性に恋をする、その女性は男にとっては美女だがその本当の姿は・・・というもの。
しっかりラブストーリーして心温まるハートフルコメディーなのだがどこか危うい。
火傷の少女や底抜けに明るく女好きな身体障害者のエピソードなどスレスレのような気がしないでもない。
ファレリー兄弟が監督として卓越しているのはその危ういバランス感覚なのだと思う。
彼らの映画は例えば近親相姦、例えば多重人格、例えば動物虐待、今回でいうなら肥満、体型コンプレックスなど暗く、陰鬱になりがちな題材だ。
並みの監督であるなら退屈で偏見に満ちた、もしくは狙いすぎた哲学にまたはお涙頂戴的な安易なドラマになりがちな題材を彼らはさわやかに笑い飛ばす。
ファレリー兄弟にはそんな障害やコンプレックスを持った人達に対する同情ではない尊敬と愛がある。
自らもまたコンプレックスの塊であり、その強烈な仲間意識が映画の骨格を形成し、出演者達がその思いに応た悪乗りが物語りに血肉を、そして温かみを加えている。
過去の出演者達の中でジャック・ブラックはピカイチ(ただしリン・シェイは除く)DVDの特権インタビューは必見。
                  評価星3・5(4点満点)
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  1. 2006/11/29(水) 03:01:00|
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その壁はあまりにも厚くそして冷たい

    評価星2・5
さて、久々。今日からまた気合いれて書くぞ。
今回は『キングコング』です(古い方じゃなくて新しいほうね)。
この映画観る前に『ロード・オブ・ザ・リング』を観ていたので結構楽しみにしていたのだが、はたしてその感想は・・・
とにかく長い、その一言が大部分を占めてしまうね。
『ロード・オブ・ザ・リング』も長かったが、この作品程の深さが望めなかった。
三部作構成のようなつくりになっており、一番盛り上がるのが中盤に展開される孤島での冒険である。
島の生き物達の細かいディティ-ル、奇妙さ、不快さ、これぞまさしくピーター・ジャクソンって感じで生き生きと描かれている。
リアルだがどこかコミカルな恐竜達もいい感じだし、主役であるコング君も歴戦の勇者であることをしめすような一つ一つの傷がいい。
怖すぎる原住民達もこれまたグット。
バタバタと簡単に死んでいく登場人物とここではジャクソン節炸裂だったのに・・・
物語の後半は一気に収束、退屈でゆるい展開になってしまう。
前半あれだけしつこく描いていたはずの人間関係までも薄くなっていく始末。
特に船員で印象に残っていた黒人のタフなおっさんを父の様に慕っていた少年のことなど全く触れられていない、コングへの復讐心は尻切れトンボである。
後半がこんなにグダグダになってしまった理由は簡単、それは彼らが都会というか文明社会に戻ってきてしまったからだろう。
ジャクソンは未開の人間だ、未知のものに対するアプローチは誰よりも強くその表現方法はシャープ。
だが、人間が支配し、何もかもが合理的な社会では未知のものなど皆無であり、好奇心のつけいる隙などないのだ。
かくして完成された社会は未知であり異端のコング=ジャクソンを受け入れず退屈なものにしてしまった。
文明社会、そこはあまりに厚くそして冷たい壁に取り囲まれている。
                
  1. 2006/11/28(火) 04:10:24|
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